BUSTAFELLOWS(バスタフェロウズ)が乙女ゲームという枠に収まらない!と評価を受けており、実際にプレイして見ました。
私自身ゲームにおいてストーリーを重視するタイプなので、ただチヤホヤ系の乙女ゲームは好きではないです。バスタフェロウズはストーリー重視にはもってこいとの評判だったので辛口評価で見ていきます。
ゲーム概要
あざやかな悪に染まれ。アメリカ東部の街、ニューシーグ。悪徳弁護士と名高い『リンボ・フィッツジェラルド』は急な弁護の依頼を受け警察署へと向かった。そこで出会った男は「この面会がなければリンボは死んでしまう運命だった」と言う。奇妙な話に困惑するリンボ、そして男は、まるで女のような不自然な口調で言った。“今日”は私にとっては再放送なの。私はあなたが死ぬのをこの目で見た。~公式サイト~
公式サイトリンク:https://joqrextend.co.jp/extend/bustafellows/
キャラクター紹介
主人公プレイヤーと攻略可能キャラクターについての紹介です。
『テウタ』※主人公のため名前変更5文字以内可能 CV:近藤唯
ニューシーグで活動するフリージャーナリスト。幼い頃に兄が殺される事件を経験し、正義を果たすことを胸に記者になった。「他人になって時間を遡る」という不思議な能力を持ち、それを取材や人助けに活かしている。性格は明るく快活で積極的。運動神経は抜群で、特に足の速さが自慢である。記者なのに写真を撮るセンスがない。
年齢 : 21歳 血液型 : AB 身長 : 165cm 誕生日 : 12月21日
『リンボ』CV:KENN 絶対無罪の悪徳弁護士
殺人罪でも無罪にしてしまう悪名高い弁護士。明るく飄々とした態度で常に余裕を感じさせる男。自分なりの基準で法を利用し、正義を果たしている。『悪徳弁護士』などと呼ばれてはいるが、法の網をかいくぐる手腕は痛快で、街ではヒーローのような人気ぶりである。同じく法律家の姉には全く逆らうことができない。
年齢 : 27歳 血液型 : O 身長 : 180cm 誕生日 : 7月24日
『シュウ』CV:細谷佳正 殺し屋キラー・キラー
リンボと組んでバウンティハンターを生業とする一方で、殺し屋を殺す殺し屋、いわゆるキラー・キラーとして活動している。気だるげな態度からやる気がなさそうに見えるが、自分なりの美学を持っている。音もなく殺す暗殺を得意とし、格闘技、射撃技術はトップクラス。特に遠距離の狙撃は随一。愛煙家。
年齢 : 28歳 血液型 : B 身長 : 185cm 誕生日 : 6月26日
『ヘルベチカ』CV:吉野裕行 外見を作り変えるプロフェッショナル
ニューシーグで人気の美容形成外科医。変装や演技が得意で、女装もお手の物。道ゆく女性を点数付けしたり、軽薄な印象を与えがちだが、生まれ持った外見は変えることができる、生まれ変わることができるという信念を持っている。自分の容姿や能力に高い自信を持っているが、自身の過去の記憶はほとんどない。
年齢 : 26歳 血液型 : A 身長 : 176cm 誕生日 : 10月30日
『モズ』CV:福山潤 死のスペシャリスト
法医学研究室の研究員であり、検死局の主任を務める検死官。死体から様々な情報を見つけ出すことで、警察の捜査に協力している。寡黙で、表情や態度に感情を出さないため、無感情だと誤解されがち。検死局では死体に話しかけたり、動物の死体を解剖するのが趣味だと噂されている。 自転車が好き。
年齢 : 25歳 血液型 : AB 身長 : 174cm 誕生日 : 1月31日
『スケアクロウ』CV:白井悠介 自称裏社会のボス
インターネット上で有名なサイバーギーク。ハッキングやマネーロンダリング、盗み、情報屋など、さまざまな分野に高い能力とコネクションを持つ、自称『裏社会のボス』。インターネット上では顔が広いが、本人に会ったことがある人は少ない。大変陽気なお調子者で、子どもっぽいところがある。
年齢 : 22歳 血液型 : O 身長 : 178cm 誕生日 : 4月1日
総評レビュー
シナリオ
基本的に共通ルートにボリュームが偏っている感じです。恋人になってからの個別ルートは少なめといった印象を持ちました。しかし共通ルートのストーリーはしっかり芯が通っており、まさに一本の映画であるというような形になっています。主人公のキャラクターにブレがなく、本当に実在しそうな恋愛と仲間のストーリーです。
キャラ
どのキャラクターも個性があって世界観にもしっかり合っていました。個別ルートはもちろん共通ルートでもキャラ同士の掛け合いが自然で、ずっと見ていたくなるような場面ばかりです。それぞれのバックグラウンドが言動とも相違なく、なんといっても人間の表と裏の感情表現が綺麗に表れています。攻略したときの恋人にみせる面もどのキャラも魅力的でレパートリー豊富です。
糖度
乙女ゲームの中では、甘さは控えめです。本編は主に仲間としての友情の面が多く出てきます。攻略した後の恋人になってからが甘さが出てきます。それぞれ友情のときにみせる面とは違い恋人になったのだという自覚を認識させられるような強いギャップが印象的です。
グラフィック
グラフィックにおいては綺麗の一言に尽きます。スチルはどれも素晴らしく、一人一人のキャラクターの表情まで繊細に作りこまれています。風景においても世界観を崩すことなく、どこの場面でも仕上がっているのでより作品としての完成度が高いです。
システム
システムとしては一般的な乙女ゲームと大差なくテキストの読み進め&選択肢を選ぶことで攻略が進みます。攻略としては攻略サイトを見た方が個人的にはいいかなと思いました。いきたいルートに辿りつくのが初見では難しめに設定されています。また、注意が必要な点としては選択肢が出ている場面でのセーブができないため、セーブポイントが困るところです。
エピソード
基本のゲームプレイはテキストを読み進めて選択しを選んでいくことで進行していきます。1度プレイしたエピソードは、チャプターセレクトから選んでプレイすることができます。また、特別な条件を満たすと解放されるエピソードもあります。
アドベンチャーパート
ストーリー中に登場する選択肢は、どれを選ぶかでキャラクターとの相性が変わったり、その後のストーリー進行に影響します。中には時間制限のある選択肢もあり、どの選択肢を選ぶか、または「選ばない」という選択もあります。
アーカイブス&メモラビリア
「アーカイブス」では、ストーリー中に知ったことや行った場所などの情報を用語集として収集できます。主人公の視点で書き留められた内容になっています。
「メモラビリア」では、ゲーム中に達成したことなどを一覧にして収集できます。ストーリーを進めていくことで達成されるものや、特殊な条件を満たすことで達成できるものがあります。このメモラビリアを取得することで解放されるエクストラエピソードもあります。
プレイするか迷っている方へ一言
グラフィックストーリー重視のゲームプレイヤーにはぜひとも遊んでほしいと思った作品です。キャラクターそれぞれに抱えているものが違い、人間の弱い部分をよく表した作品だなと私は感じました。キャラクターのセリフ選びが絶妙で本当に作品に引き込まれてしまう、とてもうまい運びとなっています。ただ甘い乙女ゲームではなく大人でも考えさせられるメッセージ性のある乙女ゲームです。プレイして損はないと言い切ることができる作品だったので、ぜひお試し版からでも遊んでほしいなと思いました!
まとめ
まるで一本の映画。人間味のあるキャラクターとぶれることのない主人公の言動によって、完成度の高いストーリーが仕上がっています。糖度に関しては控えめなので、それをわかったうえでプレイしていくとより満足できると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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